パリ国立高等音楽院は、音楽、舞踊、音楽音響学、教育の4つの分野から成る、下記の9つの学科に構成されています。学科の中で、さらに楽器や分野別に専攻、専門クラスが分かれています。

＜学科コース＞
■器楽科 Disciplines instrumentales　■声楽科 Disciplines vocales　■古楽科 Musique ancienne　■ジャズ科 Jazz et musiques improvisees　■音楽書法・作曲・指揮科 Ecriture, composition, direction d'orchestre　■音楽学・分析科 Musicologie et analyse　■音楽音響科 Metiers du son　■舞踊科 Disciplines choregraphiques　■教員養成科 Pedagogie - Formation a l'enseignement

パリ国立高等音楽院を入学する際には、大変厳しい入学試験を突破しなければなりません。試験は、毎年2月辺りに行われ、予選試験と本選試験の2回試験が実施されます。

試験の課題曲は、専攻科目により異なります。受験日の2週間から8週間前辺りに発表されますので、入学試験を受験する学生/生徒は、普段から多くの楽曲を練習する必要があります。

試験の合格倍率ですが、倍率は学科、楽器により異なりますが、平均として約5倍です（いくつかの学科では、10倍を上回ります）。
また正式に入学する際には、フランス語資格試験、またはフランス語能力テストのいずれかにおいてレベルB1の証明書を提出しなければなりませんので、フランス語の勉強も早くから進めて頂くことをお勧めさせて頂きます。

受験には、入学条件（年齢制限）があります。ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、フルート、ハープは、22歳までになります。クラリネット、サクソフォン、オーボエ、ギター、チューバ、ホルン、トランペット、コントラバス、 ヴィオラ、アコーディオン、トロンボーン、パーカッション、オルガンは、24歳までになります。その他、詳細は、お問合せ下さい。