#23 柴田 めぐみさん

FIT正規進学中の柴田さん

FITでインターナショナルトレードを専攻している柴田さん。インターナショナルトレードは具体的には、貿易に関する勉強がメインです。アメリカとの貿易に関することや、国際化しているファッション業界のデザインや製作面、例えば、現在洋服のほとんどは新興国で製造されて、それが世界に流通しますが、そういった流通、生産や販売面を総合的に学んでいます。それぞれの国の状況、またマーケティングに関しては世界のどこから仕入れてどうやってマーケティングするか、どこをターゲットにするかなど、他の学部に比べると、世界的な視野で勉強していますと話してくれました。


学部を決めるにあたって

ニューヨークに来てから、デザインの授業をひとつ受講し、語学学校と両立しつつ半年間やっていましたが、それはすごく楽しかったし、先生も最初から丁寧に教えてくれて、授業もすごく良かったそうです。ただ、将来デザイン関係を仕事としてやっていくときに、デザインで生計を立てていくということが本当に限られていて、成功していくことが簡単ではありません。ただファッションが好きなので、前の学校でビジネスを勉強していた経験から、ビジネスをもう少しここニューヨークで勉強して、何年間か働いた後でも、ファッションやデザインを勉強できると思って、先にビジネスを勉強しようと思いましたと話してくれました。ファッションのクラスで同じクラスだったクラスメイトの年齢層が幅広かったことも先にビジネスを勉強しようと思った理由だそうです。


FITの授業


現在2学期目で卒業まであと約1年の柴田さん、生活はとても充実しているそうです。今、転換期と話す柴田さんは、来年からインターンを行うそうです。学校のインターンのプログラムが充実していて、来年から単位が取れるインターンができ、学校のインターンシップセンターに通いながら企業を選んでいますと話してくれました。

柴田さんは 1週間に6クラス取っているそうです。一番多くて7クラス取れますが、一つのクラスが3時間ですので、一つ授業を受けると結構疲れますと話してくれました。多い日に3クラス取っていて、少ない日には1クラスですが、課題がたくさん出るのでとても忙しいし、テスト前も大変忙しいそうです。また読み物がたくさんあって、予習、復習もとても大切ですと話してくれました。教科書がとても分厚くて大きく、重くて持ち運ぶのが大変だそうです。

講義はクラスによって先生が一方的に話すクラスもあれば、ディスカッションを行うクラスをあるそうです。基本的には参加型のクラスで、クラスは20人いるかいないかくらいの少人数制で、わからないところは積極的に質問でき、ディスカッションするクラスは学生がたくさん質問をしていますと話してくれました。授業はとてもアットホームな感じだそうです。

日本の大学とまったく違って、ニューヨークのスタイルの方が勉強をしていることを実感し、参加している感じがしますと話してくれました。だいたい1時間半くらいで休憩が入って、3時間はあっという間に感じるそうです。クラスによって毎週テストがあったり、毎週ディスカッションがあったり、プレゼンテーションがあり、10ページくらいのレポートがあるクラスもあるそうです。マーケティングのクラスでは、グループに分かれて課題を決めてどういう風にマーケティングしていくかなどのプロジェクトを行います。他には外国から製品を探して、例えばそれをアメリカに輸入する際にどれくらい税金がかかるか、輸送費はどれくらいかかるかなどをまとめてレポートを出して、プレゼンテーションやディスカッションを行います。自分が企業を持っている仮定でプロジェクトを行うので、授業はかなり実践的ですと話してくれました。忙しいけれどかなり充実しているようです。



ニューヨークの生活

ニューヨークに来て約1年の柴田さん。ニューヨークの生活は、いろいろ面白いことがいっぱいありますが、東京と似ているなと感じることもありますと話してくれました。夜歩いていても危ないと感じることはないそうです。アメリカはお酒に厳しい国なので泥酔している人もいなく、変な人もいませんと話してくれました。他の外国よりも日本人が多いということもあるので、日本食レストランや、日系のスーパーがいっぱいあって、コンビニなどのお店が24時間開いていて、困ることはないそうです。なんでもありますし、地下鉄も便利ですし、唯一困ると言ったらパート探しと、物件探しで、この面では日本ととても違うと感じますと話してくれました。

クラブ活動

専攻でもある貿易のクラブに入っている柴田さん。基本的な活動として、たくさんの企業とFITが共同でイベントを主催する際のお手伝いなどですと話してくれました。 そのクラブで来年トレーディングのショーに出るそうです。意欲的な先生がクラブをまとめていて学校の中でファッションショーを開いたり、様々なイベントを開催していますと楽しそうに話してくれました。



将来の目標

将来の目標は、卒業後はすぐに日本に帰ろうと思っていませんが、いずれ日本に帰ろうと思っていますと話してくれました。
ニューヨークの方がビジネスに関して進んでいると思うので、ニューヨークでしか経験できないことをたくさん経験し、最終的に自分で起業したいと思っていますと話してくれました。
柴田さんなら目標を達成できると思います。頑張って下さいね。

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