#24 木崎 紘美さん

NYの印象

空港から迎えの車に乗り込んだその車窓から大都会、NY・マンハッタンの夜景を目にした時、木崎さんは本当にNYに来たのだと実感したと話してくれました。これからこの地でたくさんの経験をすることに期待と夢が膨らみ興奮した様子が伺えました。

FITでは

木崎さんは広告とマーケティングのコースを受講しました。メインは広告で、どういった企業がどういったマーケティング戦略でブランドセールスを進めているのかという具体的な事例を出して検証したり、広告のケーススタディーで説明して意見を求められたり、学生間で意見交換したりといった形式だったそうです。
1度授業の中で大手有名デパート「Macy's」にClass Excursion(みんなで訪問したこと)という体験をし、デパート内でどのようなブランドがどのような戦略で広告を行い、どのような影響がありセールスに向上しているか否かを自分の目で見て感じ、レポートを書くという面白い授業形式もあったそうです。 Macy's自体がとても大きな有名デパートでもありFITからも徒歩で行くことができ、クラスメイトとディスカッションしながら意見交換ができてとても興味深かったそうです。
月曜から金曜まで毎日授業があり、週の後半木曜日、金曜日になるとやはり多少は疲れを感じたそうですが、基本は午前中授業(9時〜12時45分)で、午後からの語学学校には受講していなかったので比較的ゆっくりする時間が取れ、自分なりに気分転換の時間も取れたのでリフレッシュできたと話してくれました。




勉強方法として


リーディングの予習や先生の講義を聞き、レポート提出の流れですが、レポートに関しては一つ一つテーマを課題としてあげられました。例として「成功していると思うマーケティングと失敗していると思うマーケティング」という課題がありましたが、その課題に対し「失敗しているマーケティングにはどういう戦略を加えたらよいのか?」などを考えて、自分で広告を作成するという内容でした。課題に対し自分の意見や感じたことをレポートにし、先生は何でも自由に楽しく書きなさいと指導して頂いたので思ったことや気づいたことをレポートにすることができたそうです。
そんな課題の中で木崎さんは「ビクトリアシークレット」という企業にスポットをあて、失敗した事例ではありませんが、今後の提案として「現状はアジアエリアとしてはシンガポールしか進出していないのでもっとエリアを広げてみてはどうか」というレポートを提出したそうです。なかなか画期的な発想で誰もが気づきそうで見逃しそうな着目点だと感じました。

クラスや友達について

クラス編成は1クラスが12名体制で、女性が7,8割を占めていて、男性は2名とのこと。 日本でいう「ゼミ」感覚で先生の講義を聞き指名されて答えるというのではなく自由に発言できるスタイルだそうです。
また、中間テストが2回行われ、4択のマーク形式の回答方法とのこと。 教えてくださった教授、先生もベテランの方々でとてもいい印象を受けられました。 そんな中で木崎さんと同じ海外から来ていた学生で日本と台湾のハーフの女性ととても仲が良くなり、FITの他の学生とも数人の友人ができ楽しそうでした。

住まいについて

FITで木崎さんは寮生活をしました。最初に案内して頂いた部屋は暗い上に騒音もあるとのことで、オフィスの人に「部屋の変更」をお願いをしたとのことです。オフィスの方は快く相談に乗り、親身になって下さり、次に空く部屋を見せて頂く機会を頂いたそうです、木崎さんはその部屋がとても気に入ったので何度も自分から積極的にお願いをしたそうです。その願いが叶って以前とは1.5倍広く居心地のいい部屋に移ることができたそうです。
この事で木崎さんが学んだことは自分に降りかかった事は自分で努力し解決する方向に持っていくことだと感じ、諦めなかったことです。日本だとついつい「面倒だからもういいや」ってあきらめてしまうかもしれませんが、自分の思いははっきり言葉、口にしなければと意識を持ったからだと思いました。アメリカの友人も「思っていることははっきり言いなさい」と後押ししてくれたと明るく語ってくれました。

NYのカウントダウン

木崎さんがNYに最初に足を踏み入れた時に送迎の方からカウントダウンのお話を聞いていたそうです。彼女は本場のカウントダウンを是非体験したいと思っていました。その日は日本からアメリカ留学している友人5人とお昼過ぎに待ち合わせをしてランチを取り、午後2時頃には47丁目のカウントダウンステージの横の席を運よく取ることができたそうです。気温は0℃くらいで、夕方には少し雪も降っていたようです。1月ほど寒さは感じなかったようですが、大勢の人の熱気に包まれる中カウントダウンが始まり、大変感動的で盛り上がりすばらしい思い出だと語ってくれました。

留学を終えてこれからの私

木崎さんには幸い大きなトラブルもなく充実した留学生活を送ることができ、以前よりもっとNYという地が大好きになり、またNYに戻りたいと語っていました。この4月から就職ですがアメリカのオフィスに異動や、将来的にはアメリカの大学院に入学してもっと自分磨きへの意欲が沸いてきたと目を輝かせながら話してくれました。

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