#28 W Aさん

NYの語学学校について

2015年1月から1年間語学とメイクのプログラムに参加されました。

Wさんが通った語学学校の特徴は少人数、アットホームな環境の中で英語を学ぶことができることです。クラスの人数が少ないことで友人も作りやすく、先生にも質問しやすい環境でした。そのような環境の中、Wさんは積極的に質問したり、発表を行ったりして自分から授業へ参加できたと話していただきました。もしクラスの人数が多いときっと行動を起こせなかったと感じたそうです。
学校の先生には本当に親身になっていただいて、お世話になりました。メイク学校での大量の宿題のサポートも行って頂き、授業以外の時間も快く質問や問題解決に大変協力して頂いたと感謝されていました。

メイク学校について

クラスメイトが当初の6人から4人になり、少人数でのクラスとなりました。その甲斐もあり、先生方から個人的に指導してもらったり、丁寧に教えてくださったそうです。先生方 全員がネイティブでしたが諸先生方の英語はとてもわかりやすく、英語への不安はなくなり、またクラスメイトもフレンドリーで気軽に声をかけてくれ、友人たちにも恵まれたそうです。 メイクの勉強はまずは、ビューティーメイクアップの基本的なところから学習し、「肌」の成分や肌の色とファンデーションの色の合わせ方へと進んでいきます。メイクはもちろん行いますが、まずは基礎理論から学んでいきます。そして順次、アイブロウ、アイメイクへとパーツごとに進んでいきます。パーツごとに習う内容が異なり、Wさんにとっても興味深い授業でもありました。
写真やポートフォリオはファッションのクラスのみでしたので、あまり撮影には時間をかけませんでしたが、先生からはこまめに携帯で写真を撮りなさいと指示を受けましたので携帯で頻繁に写真を撮りました。
授業の中で プロのカメラマンが来校されて撮影して下さったり、カメラマンからの陰影の使い方を見て、状況により見え方が変化することを体験したり、実際行っているメイクと写真で写し出されたものとの違いを発見したりと、今まで経験することのなかった撮影を取り入れたファッションのコースもとても楽しく印象に残ったそうです。色々な角度からの見え方が変わることがとても楽しく、実際に照明を当て、モデルのヘヤースタイルやメイクがメインとして引き立ち、なおかつ自然なメイクが映えるような撮影を試みました。 課題としては「どんなメイクアップでもいい」というものでしたが、メイクの全てを自分で考えなければなりませんでした。その課題に、Wさんは生花を顔につけてアレンジを考え出し、顔を「お花」のイメージにしたメイクを完成させたそうです。その作品は先生にとても褒めて頂いたそうで、とてもうれしかったと話していただきました。

メイク学校の宿題について

メイクの学校での宿題がとても多くてそれは大変でした。毎日2時間は宿題と奮闘されたそうです。まずは、 教科書の英語を理解することに時間がかかりました。例えば、その教科書には「肌」について成分など専門的なことが事細かに書かれています。 その教科書の内容をしっかり理解したうえで先生がその教科書に沿った質問や問題を問いかけてきます。 そしてその回答は正しく、長い文章で答えなければなりませんで。Wさんは結構間違えることも多かったようですが、それがWさんの英語を上達させてくれた要因なのかもしれませんね。
授業の進行は宿題を理解しているのが前提ですので、宿題を怠ると、とてもついていけない授業形式でした。 ただし、先生はポイントや大事なところだけは絶対に押さえておきなさいと、親切に指導してくれましたので、楽しくすんなりと頭に入ったようです。もちろん当初は 専門的な分野になるとついていけるかどか不安を持ったことに違いありません。しかしWさんは持ち前の明るい前向きな性格がその不安をどこかに吹き飛ばせたのでしょう。自然にその不安は消えてしまったようです。 わからなければ質問すればいいし、努力して調べることが先決だとWさんは自分に言い聞かせていたそうです。

 

語学の上達について

留学前はほとんど英語は話せませんでした。そのWさんが帰国するまでには日常会話は問題なく話せるようになりました。それには語学学校やメイク学校での積極的な行動はもちろん、常に前向きで明るい彼女の性格や協調性豊かだった事、全てに臨機応変に対応できたことが英語の上達に繋がったのではないでしょうか。そのエピソードとして渡航当初Wさんは初めて食事に一人で行った時のことですが、オーダーをしようと試みたとき、Wさんが話した英語を相手に聞き取ってもらえませんでした。そこでWさんはあきらめず、 いろいろ試行錯誤、模索しながら英語漬けの生活を行って、英語力を上達させていったそうです。
そうして月日が経ったある日またWさんは一人で食事していた時のことです。偶然、隣に座っていた方ととてもお話が弾みスムーズな英語での会話にご自身が英語力がついた事を実感されました。 相手の話している英語もきちんと聞き取れ、それにしっかりと答えることができ、努力が報われた事に喜びを感じたそうです。

語学学校の先生方の強力なサポート

メイクの学校はやはり専門用語が多い為、Wさんにとってはとてもレベルが高い勉強だったに違いありません。高い知識を身につけるには語学学校の先生方の協力なしには有り得なかった事だと話していただきました。先生が語学学校の授業外の時間にカフェや教室でWさんに付き合ってくださったそうです。メイク学校の宿題を語学学校の先生にサポートしてもらいましたが、きっとWさんの熱意が伝わり先生方もサポートして下さったのではないでしょうか。
そのお陰で、先生には プライベートでも相談に乗って頂いたり、楽しく食事させて頂き、貴重な体験ができたと喜んでおられました。

NYで培ったもの

Wさんはポジティブに考え、何事にも積極的に行動したそうです。語学学校での先生、生徒との関係、「師」としての尊敬、また時としてフレンドリーに接してくださった皆さんへの感謝、そして自分から積極的に恥ずかしがらずに輪に入っていく勇気をもてたこと、あえて 先生との距離を近くし、自分自身で道を切り開いた行動力で培ったものは「自信」だと思いました。「とにかくアメリカに行けばなんとかなる!」「わからないことは一生懸命聞けばなんとかなる」と話してくれました。そして人は何においても、「 やる気があればなんとかなる!」という結論に達し、Wさんは留学生活を満喫されました。Wさんの留学は達成感と充実感に満ち溢れていたように感じ ました。自信と誇りを培ったように思います。 
                                   

 

 

 

 


アパート探しとホストファミリーについて


アメリカに到着後、滞在先のリサーチを始めました。Wさんはあるご夫婦の案内を目にしました。そのホストファミリーの掲載は「自分たちと家族になれる人を探しています。」というお誘いの言葉でした。Wさんはその掲載がとても気になりすぐにお家を拝見させて頂き、その部屋の設備の完備や広々としたお部屋が気に入って直ぐに契約の手続となったそうです。ホストファーザーはネパール人で日本語が少し話せる方でした。滞在先はとても居心地がよくてストレスを感じることがなく、遊園地やお食事もご一緒に出かけたそうです。

将来の目標に向けて

Wさんは1年の留学を終え、2016年1月に帰国されましたが、早速就職が決まったそうです。仕事は美容部員、化粧品販売員ということですので、アメリカで学んだ技術、知識を大いに発揮できそうですね。
そんなWさんの 将来の目標はフリーランスのメイクアップアーティストとして働きたいそうです。「今後もずっとメイクを通して人との関わりを持ち、いつかまたNYに戻りたい!」と熱く話していただきました。何事にも積極的なWさんですから将来多くの可能性お持ちだと感じております。是非頑張って下さい。

 

 

 
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