#4 久保田明子さん
 
Q.ニューヨークの印象はどうですか?
ニューヨークと一口に言っても、地区やエリアごとに雰囲気が全く違うので、とてもおもしろい街だと思います。生活面は、事前にNY在住の知人やウェブで情報は得ていたものの、想像していた以上に快適です。中でも気になっていた物価は、実際に住んでみると移民が多いせいか、安いものから高いものまで選択肢が多いので、無理なく生活できます。また、エンターテイメントと言えば、ミュージカル!まだライオンキングしか見ていませんが、その圧倒的な完成度に感動しました。初めて見るミュージカルが本場のニューヨークになるとは思いませんでしたが、まだ未体験の人は本場の迫力を体験して欲しいです。
Q.なぜニューヨークに来ようと思ったのですか
最初からアメリカで仕事経験が出来るのであればニューヨークしかないと思っていました。日本でも好きな仕事をしていましたが、これまでと同じ分野でも世界中の人を相手に仕事をしているニューヨークで経験を積みたいと思っていた時に、インターンという方法があることに気が付き、運良くニューヨークで受け入れ企業を見付けることが出来ました。

Q.英語はどうですか?
ニューヨークは移民の街、だから一口に英語と言っても、韓国人、ロシア人、アフリカ系移民などが話す多少くせのある英語に接する機会が多く、渡米直後は彼らの英語の聞き取りに苦労しました。約一年経った今でも戸惑うことはありますが、世界で一番話される英語に慣れるにはニューヨークは最適な場所だと思います。また、日本人のお客さまの対応をする以外は英語100%のオフィス環境なので、ボキャブラリーと表現力に幅が増えたと思います。いずれにしても、必要に駆られると覚えは早くなるような気がします。
Q.インターンシップはどのような感じですか?

基本的に「見ながら学ぶ」と同時に、自分の得意分野を活かして自発的に「仕事を発展させる」というスタンスで、積極性が要求されます。私の仕事は日本のお客さまに情報提供したり、会社のサービス内容を広く知っていただくために、他のスタッフでは分からない日本人の行動パターンや心理などを考え、直接またはウェブや広告を通して間接的に宣伝活動をしています。一番やりがいを感じる瞬間は、海外に不慣れなお客さまから日本語でのサポートに感謝されるときです。必要な情報を適切に、また質問には納得していただくまで丁寧に応える姿勢を忘れずに、唯一の日本人スタッフとして責任感を持って、かつ楽しく働いています。

Q.将来の目標をお聞かせください。
インターンとして初めて本格的にマーケティングや企画なども始めたので、その経験を活かして教育サービス関係の仕事の中でも、もっと企画に関わっていきたいと思っています。もっと的確にお客さまのリクエストを把握して、本当に必要とされるサービスを企画提案していきたいです。
Q.これから海外にはばたいて夢をかなえたいと思っている人たちに、一言お願いします。
最初は30代前半でのインターン挑戦に迷うこともありましたが、こちらでは年齢ではなく何をしたいのか、何が出来るのかなどが重要で、これまでに得たインターン経験を考えると、やはり思い切って決断して良かったと思います。当然ながら日本で働いていた業種でのインターンですが、日米で仕事の進め方が違うこと、会社独自のシステムの経験ができること、世界の人を相手にしていることなど、お給料をもらいながら仕事を経験できるのはインターンならではだと思います。また、自分の仕事が今後のキャリアに役立つだけでなく、形となって会社に残るので、とても遣り甲斐があります。年齢や言葉の壁で悩んでいる人も、インターンはキャリアアップの一つの手段として価値のある経験だと思うので、是非トライしてください。 やっぱりニューヨーク大好き!
 
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